屋根のスレートが割れたらどうする?補修方法と塗装前に確認したいポイント
先日、福岡市早良区賀茂にお住まいのK様から「別の業者さんに屋根のスレートが割れていると言われたんですけど、一度見てもらえませんか?」とご相談をいただきました。
屋根は自分では確認しにくい場所だけに、突然割れていると言われれば心配になりますよね。
「どんな業者さんだったんですか?屋根には上がってもらいました?」
「近くで工事をしているという業者さんが突然来ました。上って確認すると言われたんですけど、知らない会社だったので断ったんです。」
「それならよかったです。もちろん真面目に声をかけている業者さんもいるでしょうけど、突然来た知らない業者さんを、その場ですぐ屋根に上げるのは私はおすすめしません。」
「やっぱりそうですか。割れていると言われたら、見てもらった方がいいのかなとも思ったんですけど。」
「不安になりますもんね。でも屋根は上がってしまえば下から何をしているか分かりません。会社や身元を確認できていないなら、まずは上げずに別の信頼できる業者へ確認を頼む方が安心ですよ。」
突然の指摘で焦っても、その場で点検や工事まで決める必要はありません。
「ちなみに写真は見せてもらいました?」
「写真はないです。下から見て割れていると言われただけですね。」
「分かりました。雨漏りや天井のシミは今までありませんか?」
「それもないです。ただ、放っておくと雨漏りすると言われて気になっています。」
「なら本当に割れているのか、割れているならどの程度なのか、まずそこから確認しましょう。私たちは写真も撮って、K様にも状態を見てもらいますよ。」
スレート屋根の割れは補修できる状態かを見極めます
「K様としては、本当に割れていたら何が一番気になります?雨漏りですか、それとも工事が大きくなることですか?」
「両方ですけど、屋根全部をやり直すことになるのかなというのは気になります。」
「一枚割れているから全部交換、とはなりませんよ。割れ方や周囲の状態によっては部分的に補修できます。」
「補修だけで済むなら助かります。割れたところに塗料を塗って塞ぐ感じですか?」
「そこは塗装とは分けます。塗料は表面を保護するものなので、割れたスレートを直す材料ではないんです。必要なら先に補修します。」
塗装で割れを隠すのではなく、屋根材の状態に合わせた処置を先に行うことが基本です。
「補修したら、そのまま塗装までやった方が安心なんでしょうか?」
「そこも屋根を見てからでいいですよ。今の塗膜がまだ持つなら補修だけという選択もあります。逆に色褪せや劣化が進んでいて塗装時期なら、一緒にやった方が二度手間になりにくいですね。」
「何でも一緒にやればいいわけじゃないんですね。」
「そうです。K様はまだ長くこちらに住まれる予定ですか?」
「そのつもりです。だから安く済ませるだけじゃなく、後で困らないようにはしたいですね。」
「それなら目先の割れだけじゃなく、この先のメンテナンスまで考えて屋根全体を見ておきましょう。」
スレート屋根は一枚の割れだけでなく全体の劣化を確認します
「今回言われる前から、屋根で気になっていたことってあります?」
「道路から見ると色が薄くなったなとは思っていました。でも割れは全然気付きませんでした。」
「屋根の割れを下から見つけるのは難しいですよ。せっかく確認するなら、塗膜や苔、反り、ほかのひびまで一緒に見ます。」
「もし何枚か割れていたら、塗装では難しくなります?」
「枚数だけでは決めません。一枚だけ何かの影響で割れたのと、屋根材そのものが脆くなって何枚も割れているのでは意味が違いますから。」
一部分の破損なのか屋根全体の劣化なのかによって、選ぶべきメンテナンスも変わります。
「大きな工事にはしたくないけど、補修してまた別のところが割れるのも嫌ですね。」
「そこは私も気になります。補修と塗装でまだ十分持たせられるのか、それとも塗装にお金をかける段階ではないのか。そこは曖昧にしたくないですね。」
「塗装屋さんなら、とりあえず塗る話になるのかなと思ってました。」
「塗れることと、塗った方がいいことは別ですよ。屋根材自体がかなり傷んでいるなら、私は無理に塗装を勧めません。」
「それなら状態を見てから決めたいですね。」
「それがいいです。補修で十分なら補修、塗装時期なら塗装まで考える。理由も写真を見ながらお話ししますよ。」
スレート屋根が割れたときは急いで工事を決めず状態を確認しましょう
スレート屋根の割れを突然指摘されると、「すぐ雨漏りするのでは」と不安になるものです。しかし、一枚の割れだけで屋根全体の交換が必要になるとは限らず、部分補修で対応できるケースもあります。
また、突然訪問してきた業者から屋根の異常を指摘された場合は、その場ですぐ屋根へ上げるのではなく、まず会社や身元を確認することをおすすめします。屋根の上は家の方から作業の様子を確認しにくい場所です。不安を煽られても急いで点検や契約を決めず、信頼できる業者へ改めて確認を依頼する方法があります。
実際の点検では割れた場所だけでなく、ほかのひびや反り、屋根材の脆さ、既存塗膜の劣化なども確認します。補修と塗装で維持できる状態なのか、屋根材自体の劣化から別の工法を検討した方がよいのかを見極めることが重要です。
福岡市早良区賀茂をはじめ、福岡市早良区・福岡市東区・太宰府市・筑紫野市・小郡市・大野城市で「屋根が割れている」と突然指摘された方も、まずは慌てず状態を確認してください。私たちもお客様の不安や今後の住まい方まで伺い、写真を見ていただきながら、今本当に必要な工事を一緒に考えていきます。

